地域のプロジェクト

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常陸太田自酒プロジェクト

常陸太田のお酒が飲みたい。自分たちのお酒を造ろう!という想いから始まった「自酒プロジェクト」。「自らの酒」で「自酒」。そして「自信を持って自慢できる酒」で「自酒」という意味が込められています。始まりは2012年。メンバーは酒蔵、農家、飲食店、酒販売店、主婦、一般市民などの多くの方が関わってスタート。まず酒米である美山錦を常陸太田で育てるところから始まり、お田植祭、稲刈りイベント、新酒イベントなどメンバーが関わりながら進めていきました。稲刈り前に台風による被害を受けたり、はじめての酒米の栽培に戸惑ったりと苦労も。それでも年を重ねるごとに酒米の品質が上がり、イベントに参加してくださる人の数はスタート当初より10倍に膨らみました。地域の力と少しずつ繋がっていく「ご縁」に感謝し、これからも広がっていってほしいと心から願います。

お田植え&どろんこまつり

濡れた土に足を取られ、なかなか抜けずどろんこになるのもいい思い出。一つ一つ大切に植えた苗は力強い根を張り、重さに耐えきれないくらいのお米を育てます。真に豊かな食生活を子どもたちの未来に繋いでいくために、毎年多くの方にご参加、ご体験いただいています。昔、手伝った田園の思い出が安全な食への意識を育めるようにという想いから行っています。また、農業を希望溢れる産業にしていく活動は当園の大切な使命と感じています。

稲刈り

一つ一つ大切に育てた苗は重さに耐えきれず垂れた穂へ。小さい手で、大きな株を持ち、刈る姿は大人より誇らしい。一生懸命働いた後に食べるおにぎりは絶品。「おいしい!」「ありがとう!」など、皆さんの言葉や笑顔にこのイベントをやっていて良かったと毎年思います。子どもたちにも感謝。育ったお米にも感謝。田植えと稲刈りを通してお米がどのように育つのかを実際に見て触れられる大切なイベントです。

酒蔵見学・新酒を祝う酒蔵の宴

「自酒プロジェクト」によって収穫した美山錦を地元の酒蔵で日本酒に醸造し、イベント内で試飲できます。このイベントでは実際に酒蔵も見学でき、どのように美山錦が日本酒へと姿を変えるのかその全貌を知ることができます。全国の日本酒好きが集まり、飲んだらみんな仲良し。またここでもご縁が繋がります。美山錦はスッキリとした味わいを生かしながら、程よい米の味が楽しめます。常陸太田の豊かな恵みが生きる日本酒です。